Japan Construction Method and Machinery Research Institute
一般社団法人 日本建設機械施工協会
施工技術総合研究所
0545-35-0212

建設機械施工の安全対策部会

目的

 道路・河川等の建設あるいは維持作業に用いる機械の安全性向上、信頼性向上、環境対策、施工効率の改善等に係わる研究を行うことを目的として本研究部会を設立しました。

活動内容

 建設機械等の種類ごとに安全対策等の着目点が異なることから、分科会を設けて研究を行っています。

●歩道除雪機械分科会(平成16、17年度)

 【会員構成】 (順不同)

  • 開発工建株式会社
  • TCM株式会社
  • 新潟トランシス株式会社
  • 株式会社日本除雪機製作所
  • 社団法人施工技術総合研究所

 【研究概要】

 現状の搭乗式歩道除雪車を、ボランティアサポートプログラムに対応させることを目的として、コスト上昇を抑えたうえで、安全性が高く未熟練者でも容易に操作が可能な機械とするため、次の内容について研究を行いました。研究の成果は雪中で実機確認しています。

  • ブロア・シュートに雪詰まりが生じにくい機構
  • 積雪深さに応じて最適作業速度の選択ができる機構
  • 作業装置の操作レバーを1本に集約し、レバーを持ち替えることなく操作できる機構
  • 歩道の不陸に追従する機構
  • ワンタッチで交換可能なシャーピン機構
  • 危険源を同定し安全対策を検討

●除排雪機械分科会(平成18年度~)

 【会員構成】 (順不同)

  • TCM株式会社
  • 新潟トランシス株式会社
  • 株式会社日本除雪機製作所
  • 岩崎工業株式会社
  • 株式会社協和機械製作所
  • 株式会社小松製作所
  • 中日本キャタピラー三菱建機販売株式会社
  • 社団法人施工技術総合研究所

 【研究概要】

 本分科会では、次の2項目を研究対象として、項目ごとにWGを設けて活動しています。平成18年度は、開発の前提となる現場での作業実態の把握と各項目に対応する装置の提案を行います。

 (1)車道と歩道の間に位置する二次堆雪帯に堆積した雪堤を切り崩し、ダンプトラックに効率よく積込
   可能なロータリ除雪車 用の付加装置の検討

 (2)交差点やインターチェンジ除雪作業等で大量に発生するウィンドローの処理可能な装置の検討